以前、アトピー性皮膚炎の一年の経過を振り返る記事を書きました。その経過を随時AIに相談していたチャットがあったため、そこからブログ化を頼み、まとめ直したものがこの記事です。前回が一年の経過を振り返る形だったのに対し、こちらは血液検査の数値を軸に、その時々で考えていたことを整理したものです。

記録した数値

2025年6月にステロイドを中止してから、約3ヶ月ごとに血液検査を受けてきました。追ってきた主な指標は3つ。TARC(Th2型炎症の活動性を示すマーカー)、総IgE(アレルギー素因・感作の蓄積を示す抗体)、好酸球(アレルギー炎症の実行部隊となる白血球の割合)です。

時期TARC (pg/mL)総IgE (IU/mL)好酸球
2025年6月頃11,6834,41216.0%
2025年9月頃1,8144,338約15%
2026年1月頃1,7083,09013.4%
2026年4月1日1,2233,08015.0%
2026年7月1日頃5853,0968.3%

* 基準値の目安 — TARC:450未満(成人)/総IgE:170以下/好酸球:8.5%以下。好酸球の一部は概数。

出発点の11,683という数字がどれだけ異常だったか、そして一年でその20分の1まで下がったことが、表から読み取れると思います。

なお、ひとつ注記しておくべきことがあります。2025年11月から12月にかけて私用でタイに滞在した際、症状がかなり悪化し、このままでは飛行機で帰国することもままならないと思えたため、1日10mgのステロイド内服を5日間と、上から2番目の強さのステロイド外用薬を1週間、継続使用しました(最初の5日間は重複しています)。

基本的に一切のステロイドを使わない方針でいましたが、海外での緊急対応として使った形です。この期間以外、ステロイドは一切使っていません。ストップした後は順当に悪化し、2週間後には元に戻っていました。

数値の動き方は、指標ごとに全く違った

一年間追ってみて印象的だったのは、3つの指標がそれぞれ別の時計で動いていることでした。

TARCはほぼ一直線に下がり続けました。中止直後の11,683から3ヶ月で1,814へ急落し、その後も検査のたびに着実に低下。今年7月には585と、基準値のすぐ上まで下りてきました。好酸球はTARCより遅れて動き、長らく基準上限(8.5%)を超える15%前後で高止まりしていたのが、7月の採血で初めて8.3%と基準内に入りました。別経路のマーカーが揃って改善方向に動いたことは、炎症が本当に引いてきていることの裏づけとして、単独の数値より重い意味があると考えています。

一方、総IgEの低下は直線的ではありませんでした。4,412から3,000台前半まで緩やかに下がった後は、3,000あたりでぴたりと止まっています。IgEは一度上がると低下に数年単位の時間がかかる、あるいは体質的な下限のようなものができる性質があるようで、これは事前に医師から聞いていた通りの動きでした。私がアレルギー体質であること自体は変えられない。ただ、これまでのところ、その体質はコントロールできている——そう受け止めています。

TARCは直線的に下がり、IgEは医師の予告通りに動く。数値がこれだけ素直に応えてくれると、3ヶ月に一度の血液検査は毎回楽しみでしたし、これからもそうだと思います。この一年、禁煙し、加工食品を食べるのをやめ、運動を習慣にするなど、生活習慣は大きく変えました。検査のたびに数値が下がっていくことは、それらを続ける大きなモチベーションにもなっています。

見た目と数値は、素直には連動しなかった

その一方で特筆したいのは、数値の低下と実際の症状が連動しない——それどころか、明らかにかなり離れている——という点です。

たとえば2025年6月頃、TARCは11,683と最大で、症状もそれなりにきついものでした。しかしこの一年で最もひどかった時期は、明らかに今年の1月末から5月末です。首回りの滲出液が止まらず、起き上がることもままならなかったその頃、TARCはすでにピークの10分の1程度まで下がっていました。また、7月1日の時点で最悪期は脱していましたが、それでも健常者に近い585という数値が、その時の現状を表しているとは思い難かった。少なくとも、異常な痒みは時折発生していました。

どうしてそうなのかは分かりませんが、事実として記載しておきます。

記録を続けてきて

今回の記事は、より具体的な数値を交えた、時系列の記録として作成しました。現状はほぼ治っていますが、先述のようにぶり返すこともしばしばなので、今後変化があれば記事化したいと思います。

同じような経過を追っている方の、何かの参考になれば幸いです。