昨日の晩、剣道の稽古に行った。1か月ほど前に7年ぶりに再開し、今は週に一度のペースで通っている。
7年ぶりとはいっても、まじめに稽古していたのは大学までだ。実質的には、20年近いブランクと言ってもいい。
体が、思うように動かない。竹刀が重いということではない。重心が移せない。相手との距離は近いのに、打ちが届かない。すぐに息が上がる。この2か月ほど、ジムには毎日通ってきた。それでも、剣道をするための体は、剣道でしか作れないらしい。
ただ、かつての動きを知っているからこそ、今の自分に何ができていないのかは、はっきりとわかる。理想の動きと今の体とのずれを、正確に感じ取れる。ゼロから始める人にはない手がかりだ。しばらくは週一以上のペースにはできそうにないが、続けてみたい。
稽古に出てみて、いわゆる「リバ剣」、つまり一度離れてから剣道に戻ってきた人が非常に多いことを知った。7年や20年のブランクは、それほど珍しくない。彼らも若い頃は、毎日剣道を中心に暮らしていたのかもしれない。
それほど打ち込んだものを、数十年単位で手放してしまう。もちろん、その間には他にやるべきことがあった。それでも、少年期から青年期にかけて最も打ち込んだ技術と、そこに費やした時間の重さを、私は過小評価していたのかもしれない。私の場合、中学から大学までの10年間だった。卒業後もそれなりに続けていれば、今ごろ30年になっていた。30年続けた技術は、それだけでものすごく価値のあるものだったはずだ。
今、その時間をもう一度積み上げる機会に恵まれている。この気づきを大切にしたい。